交通安全講習をより積極的に学習してもらうにはVRが役立ちます!【まなVRクラウド】
これまでの交通安全講習では、DVDなどの映像教材が用いられる方法が一般的でした。しかし、近年のVRの普及に伴い、交通安全講習でもVRが活用され始めています。
そこで今回は、DVDなどの映像教材のデメリットや交通安全講習に求められるポイント、VRの特徴から交通安全講習でVRが注目されている理由を解説します。
DVDなど映像教材のデメリット
従来の交通安全講習で用いられてきたDVDなどの映像教材には、以下のようなデメリットがあります。
・一方通行の授業形式になるため、受動的になりやすくなる
・再生が終わるまで質問できない
・モチベーションの維持が難しい
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
一方通行の授業形式は受動的になりやすい
映像教材を用いる場合、動画を視聴する授業形式になります。コミュニケーションを取りながらではなく、一方通行の授業形式になるため受動的になりやすいというデメリットがあります。
再生が終わるまで質問できない
映像教材を用いる場合、一定のポイントまで動画を再生し、再生が終わってから質問を受け付けます。そのため、再生が終わるまで質問できず、すぐに疑問点を解消できないというデメリットがあります。
モチベーションが維持できない
映像教材を再生している途中で集中力が切れてしまうと、再生が終わるまで退屈な時間を過ごすことになってしまいます。映像をただ単に流すだけでは強制力がないため、自主的に学習するモチベーションの維持が難しいというデメリットがあります。
交通安全講習に求められるポイント
交通安全講習は、安全な交通意識を持ってもらうことを目的に行われています。交通安全講習に求められるポイントはさまざまですが、交通安全の意識を持ってもらうためには特に以下のポイントは重要です。
・危険な運転を観察する
・事故を防ぐためにどうするべきだったかを自分で考えて気付かせる
・自分がどうすべきか決定する
・決定したことを実践する
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
危険な運転を観察する
まずは、どのような運転が危険、または安全かを観察します。特に、自転車は免許不要のため、児童が単独で運転することも少なくありません。交通ルールを理解していない世代の児童に、どのような運転が危険であるかを観察して理解させることが大切です。
どうするべきだったか考えて気付く
事故が起こったことを想定した事例を挙げ、事故を防ぐためにどうするべきだったかを考え、自分で気付かせることも大切です。自分で気付かせることで、安全運転に対する意識を自発的に持てるようになります。
自分がどうすべきか決定する
交通事故の例からどうするべきだったかを考えて自分で気付けたら、次に自分がどうすべきかを決めます。この段階では映像での気付きから、今後自分が運転する際にどのような運転をすべきかを決定します。
決定したことを実践する
最後に、自分で導き出した結論を実践に移します。他者から強制されると、自分の考えと異なっているなどの理由から抵抗感を感じる人も少なくありません。しかし、自分で決めたことであれば抵抗感なく実践できます。
VR映像の特性
DVDなどの映像教材とVR映像にはどのような違いがあるのでしょうか。
ここからは、VR映像の特性を詳しくご紹介します。VR映像の主な特性は以下の通りです。
・動きに合わせて映像が変化するため能動的になる
・見回せるため飽きにくい
・危険な運転をリアルに体験できる
・直感的に気付ける
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
動きに合わせて映像が変化するため能動的になる
VR機器を装着することで動きに合わせて映像が変化するというVRの特性から、能動的になりやすいという特徴があります。
VRは、装着者の操作が映像に反映されるため、「こうしたらどうだろう」と思いついた発想に対し、リアクションがすぐ返ってきます。装着者は、ゲームに近い感覚で次々と操作を能動的に繰り返すことで、講習の内容について理解を深めることができます。
見回すことで飽きさせない
VRヘッドセットの動きに合わせて映像が変化するという特徴は、飽きさせないという特性にもつながります。DVDのほとんどは二次元映像のため、映像が映し出す部分しか見えません。しかし、VRは首を動かせば360度見回せます。
これにより、周囲の状況を自分で確認しやすいだけではなく、さまざまな映像が見られるため飽きにくいというメリットがあります。
危険な運転をリアルに体験できる
VRには、危険な運転をリアルに体験できるという大きな特徴があります。DVDなどでは、危険な運転の例を映像で見ることはできても、どれくらい危険な運転なのかをリアルに感じ取ることは困難でした。
しかし、VRでは、映像をリアルに体験できるため、事故の恐怖感を身近に感じられます。交通事故の怖さをリアルに体験することで、交通安全への意識が高まる効果が期待できます。
直観的に気付くことができる
VR機器を装着して見る映像は、現実の景色と同じ感覚で見ることができます。道路上の危険なポイントを平面上の映像で図示されるよりも、仮想の景色を見回して発見すれば、危険であることがより深く理解できます。
これにより、安全運転への意識を持つことが可能になり、周囲を意識した運転を自然と身につけられます。
【まなVRクラウド】Case2 右折時の事故 信号のある交差点
交通安全教育にVRを導入する場合には、交通安全教育のコンテンツを多数提供している「まなVRクラウド」の導入がおすすめです。
そこでここからは、「まなVRクラウド」が実際に提供している交通安全教育の教材をご紹介します。
今回ご紹介するケースは、信号のある交差点で右折する自動車と通過する自転車との接触事故です。
ドライバー視点と自転車視点に分けて見ていきましょう。
ドライバー視点
まずは、ドライバー視点です。
ドライバーであるあなたは、この先の交差点を右折しようとしています。
対向車が途切れたため右折が開始できそうです。
危険な箇所を見回して見つける
右折するにあたって、危険な箇所を見回して探してみましょう。
前方から自動車が接近していますが、この自動車の到達までは時間があります。今なら安全に右折ができそうです。
歩行者も確認できますが、この歩行者は隣の横断歩道を渡るために信号を待っているようです。
自転車は横断歩道を渡ろうとしています。このまま右折すると、この自転車と衝突してしまいます。
自転車と自動車の衝突
今回はこのまま曲がるとどうなるか体験して見てみましょう。
自転車が横断歩道を渡っているタイミングで右折してしまったことで、自動車と自転車が衝突して事故が発生してしまいました。
自転車視点
自転車の視点ではどう見えたのでしょうか。次は自転車の視点から体験してみましょう。
自転車側は、右折車がまだ曲がってこないと考えて交差点に入りましたが、自転車に気が付いていない自動車が右折を開始しました。
これにより衝突事故となってしまいました。
振り返り
この衝突事故を総合的に振り返りましょう。
このケースでは、自動車側が後方から来る自転車を見落とし接触事故となってしまいました。
車を運転する際、右折時は対向車線の自動車に気をとられがちですが、歩行者や自転車についても十分注意する必要があります。
危険感受性を高めてこのような事故を防ぎましょう。
今回のコンテンツによる自動車側の学び
ご紹介したコンテンツから、自動車側は右折時に対向車だけではなく、進路と交差する歩道の通行状況にも注意しなければならないということを学べます。
今回のコンテンツによる自転車側の学び
一方で自転車側は、「自動車から見えているだろう」「止まってくれるだろう」と勝手に判断せず、自動車の動きに注意しなければならないということを学べます。
VR教材が月額課金モデルで利用できる「まなVRクラウド」
交通安全教育にVR教材を導入すれば、VRならではのさまざまなメリットがあります。VRを導入する際は、交通安全教育を始めとするコンテンツを多数提供している月額課金モデルの「まなVRクラウド」をご利用ください。
「まなVRクラウド」の交通安全教育コンテンツでは、再生を止めずに講師とコミュニケーションできる機能が搭載されています。そのため、従来の映像教材でのデメリットによる理解不足の心配はありません。
料金はSパック・Mパック・Lパックの3パターンをご用意しています。
Sパックでは月額165,000円(税込)で月間再生数は500回まで、
Mパックでは月額181,500円(税込)で月間再生数は1,000回まで、
Lパックでは月額214,500円(税込)で月間再生数は2,000回までご利用いただけます。
VRの導入をご検討の場合は、まずはお気軽にお問い合わせください。